168.若桜鬼ケ城
続100名城基本情報
住所 | 〒680-0711 鳥取県八頭郡若桜町三倉 |
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電話 | 0858-82-2231(若桜町教育委員会) |
築城年 | 正治2年(1200) |
営業情報
開館時間 | 見学自由(24時間) |
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入場料 | 無料 |
休館日 | 無休 |
1. 歴史と築城の背景
若桜鬼ケ城は正治2年(1200年)頃に駿河国矢部十郎暉種によって鶴尾山(標高452m)に築城された山城です。矢部氏16代の城主が約400年にわたってこの地を治め、鎌倉時代から室町時代、戦国時代末期まで続きました。因幡三名城(鳥取城、鹿野城とともに)の一つに数えられる名城で、播磨・但馬両国に通じる街道の要衝に位置していました。
2. 戦国時代と城主の変遷
戦国時代には尼子、毛利、織田軍らの戦場となり、その後木下重堅、山崎家盛が城主を務めました。主要部は木下・山崎氏時代の石垣による近世城郭部分と、国人・矢部氏時代の古城部分に分けられ、中世城郭と近世城郭の両方の遺構が残る貴重な城跡です。
3. 破城と廃城後の保存
元和3年(1617年)の破城により意図的に城が破壊され、主要部の石垣には破城の形跡が見られ、各所で崩れた石垣が確認されます。平成10年(1998年)から15年(2003年)に鳥取県教育委員会が実施した城館分布調査で全国的にも例を見ない貴重な遺構が発見され、平成20年(2008年)に国史跡に指定されました。
4. 続100名城認定とアクセス
平成29年(2017年)4月に続日本100名城(168番)に選定され、歴史ファンからの注目も高まっています。続日本100名城スタンプは若桜町観光案内所(通年設置)と若桜鬼ヶ城跡二の丸の小屋(3月下旬~11月下旬の積雪状況による)に設置されています。若桜鉄道若桜駅から徒歩約40分、車で約10分でアクセス可能です。
5. 御城印と見どころ
御城印は若桜町観光案内所で販売されており、通常版と地元若桜学園9年生がデザインした黒×ゴールドの特別版があり、それぞれ300円で販売されています(特別版は一人一枚限定)。城跡からは若桜の町並みと周囲の山々を一望でき、中世城郭と近世城郭の両方の遺構や破城の跡を間近に見学できる貴重な史跡となっています。
アクセスマップ
関連リンク
散歩記録

御城印情報

価格:
通常版300円
特別版300円(一人一枚限定)
特別版300円(一人一枚限定)
販売場所:
若桜町観光案内所
スタンプ情報

設置場所:
若桜町観光案内所(通年)
若桜鬼ヶ城跡二の丸の小屋(3月下旬~11月下旬)
若桜鬼ヶ城跡二の丸の小屋(3月下旬~11月下旬)