54.大阪城
日本100名城基本情報
住所 | 〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城1-1 |
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電話 | 06-6941-3044 |
築城年 | 1583年(天正11年) |
営業情報
開館時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで)※桜シーズン、ゴールデンウィーク、夏休みは延長あり |
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入場料 | 大人1,200円、高校生・大学生600円(学生証必要)、中学生以下無料(年齢確認書類必要) |
休館日 | 12月28日~1月1日 |
1. 大阪城の歴史概要
大阪城は1583年(天正11年)に豊臣秀吉が石山本願寺跡に築いた平城で、日本三大名城の一つとして知られる名城です。現在見ることができる石垣や堀、重要文化財建造物は全て徳川時代以降のもので、豊臣時代の遺構は土の中に埋められています。
2. 築城者と築城の背景
豊臣秀吉が天下統一の拠点として石山本願寺跡に築城しました。上町台地の北端という天然の要害に位置し、淀川を通じて京都につながる交通の要所でもありました。秀吉は約3年の歳月をかけて、当時としては類を見ない巨大な城郭を完成させました。
3. 現在の天守閣の特徴
現在の天守閣は豊臣時代・徳川時代に続く3代目で、昭和6年(1931年)に市民の寄付金によって復興された鉄筋コンクリート造の復興天守です。外観は大坂夏の陣屏風に描かれた豊臣時代の天守を参考にしており、平成9年に国の登録文化財に指定されています。
4. 大坂の陣と城の再建
1615年の大坂夏の陣で豊臣大阪城は落城し、その後徳川幕府によって豊臣時代の城跡の上に新たな大坂城が築かれました。徳川時代の天守は1665年に落雷で焼失し、その後約200年以上天守のない時代が続きました。
5. 重要文化財と見どころ
大阪城には江戸時代から残る13の重要文化財建造物があります。大手門、桜門、一番櫓、六番櫓、千貫櫓、多聞櫓、乾櫓、金蔵、火硝蔵などがあり、それぞれが貴重な歴史的価値を持っています。
6. 100名城スタンプと御城印
日本100名城スタンプは天守閣1階インフォメーションカウンターに設置されており、入館料が必要です。御城印は天守閣2階事務所でスタンプ式として無料で提供されており、自分で朱印を押すユニークなスタイルです。
7. 季節の魅力と桜の名所
大阪城公園は日本さくら名所100選に選ばれた桜の名所で、約300本の桜が咲き誇ります。特に西の丸庭園の桜は有名で、毎年多くの花見客で賑わいます。また梅林には105品種1,245本の梅が植えられ、早春の訪問も楽しめます。
8. 大阪城公園の施設
総面積105.6haの広大な大阪城公園には、天守閣以外にも大阪城ホール、西の丸庭園、梅林、豊国神社、大阪城音楽堂などの施設があります。MIRAIZA大阪城では歴史建造物内でショッピングや食事も楽しめます。
9. アクセスと交通案内
JR大阪環状線「大阪城公園駅」「森ノ宮駅」、Osaka Metro谷町線「谷町四丁目駅」「天満橋駅」など複数の駅からアクセス可能で、いずれの駅からも徒歩15〜20分です。車でのアクセスも可能ですが、イベント時は混雑するため公共交通機関の利用が推奨されます。
10. 観光の楽しみ方とおすすめポイント
天守閣からの眺望、石垣や堀の見学、重要文化財建造物の鑑賞など多彩な楽しみ方があります。春の桜シーズンや秋の紅葉時期は特に美しく、夜間ライトアップも実施されます。歴史好きには豊国神社での参拝や、発掘調査で発見された豊臣時代の石垣見学もおすすめです。