149.小牧山城
続100名城基本情報
住所 | 愛知県小牧市堀の内1丁目 |
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電話 | 0568-72-0712(小牧山歴史館) 0568-48-4646(れきしるこまき) |
築城年 | 1563年(永禄6年) |
営業情報
開館時間 | 小牧山歴史館:9:00~16:30(入館16:15まで) れきしるこまき:9:00~17:00(入館16:30まで) |
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入場料 | 大人200円(共通券)、高校生以下無料 |
休館日 | 第3木曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29~1/3) |
1. 基本情報と歴史的位置づけ
小牧山城は愛知県小牧市にある続日本100名城149番の平山城です。永禄6年(1563年)に織田信長が美濃の斎藤氏攻略のために築城し、清須城から本拠地を移しました。東西約600m、南北約400m、標高85.9mの独立した小牧山に築かれ、濃尾平野を見渡す戦略的要衝として機能しました。
2. 築城技術の革新性
小牧山城は信長の築城技術の革新性を示す重要な城郭です。主郭を石垣で囲んだ本格的な構造で、従来の「美濃攻略のための仮住まい」説を覆す発見が相次いでいます。山頂への直線的な大手道と左右対称の曲輪配置は、後の安土城の原型とされ、信長の城郭設計思想の発展過程を物語っています。
3. 小牧・長久手の戦いの舞台
信長が岐阜城に移った後、小牧山城は一度廃城となりましたが、天正12年(1584年)の小牧・長久手の戦いで再び歴史の表舞台に登場しました。徳川家康がわずか5日間で土塁を高め、堀を深くして本陣を置き、羽柴秀吉軍と対峙しました。この時の改修により、信長時代の遺構と家康時代の遺構が重層的に残されています。
4. 発掘調査と城郭構造
平成16年(2004年)から本格的な発掘調査が開始され、主郭四方の石垣や城下町の痕跡など画期的な発見が続いています。特に大手道直下の岩盤と石垣が2024年4月に公開され、三段の石垣構造や70度に統一された傾斜など、信長の築城技術の精密さが明らかになっています。
5. 現在の見どころと施設
現在の小牧山は史跡公園として整備され、山頂の小牧山歴史館(模擬天守)と麓のれきしるこまき(小牧山城史跡情報館)で歴史を学ぶことができます。小牧山歴史館は2023年4月にリニューアルし、戦国時代の小牧山を中心とした展示に生まれ変わりました。れきしるこまきでは映像や模型を使って発掘成果をわかりやすく紹介しています。
アクセスマップ
関連リンク
散歩記録
御城印情報

価格:
各種300円(織田版・徳川版の2種類)
販売場所:
小牧山歴史館
れきしるこまき(小牧山城史跡情報館)
れきしるこまき(小牧山城史跡情報館)
スタンプ情報

設置場所:
小牧山歴史館(山頂)
れきしるこまき(小牧山城史跡情報館)
れきしるこまき(小牧山城史跡情報館)