164.洲本城
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1. 洲本城の概要と歴史
洲本城は兵庫県洲本市にある標高133mの三熊山に築かれた山城です。別名を三熊城とも呼ばれます。大永6年(1526年)に淡路水軍を率いた安宅治興によって築城されました。天正13年(1585年)に脇坂安治が入城し、現在に残る総石垣の城に大改修しました。
戦国時代から江戸時代にかけて淡路国統治の拠点として機能し、国の史跡に指定されています。2017年には続日本100名城164番に選定されました。
2. 城の構造と見どころ
洲本城の最大の特徴は、東西800m・南北600mの範囲に広がる総石垣造の曲輪群です。全国でわずか3城にしか残存しない貴重な登り石垣が東西に配置されており、山麓から山頂まで石垣で連結する防御システムを持っています。
天守台には昭和3年(1928年)に建造された日本最古の模擬天守が現存します。本丸に至る壮大な石段や各曲輪を結ぶ石垣は往時の威容を物語ります。
3. 歴代城主と変遷
築城者の安宅治興の後、安宅冬康(三好長慶弟)、仙石秀久、脇坂安治が城主を務めました。脇坂安治時代の天正13年~慶長14年(1585~1609年)に現在の石垣構造が完成しました。
江戸時代に入ると池田輝政の三男忠雄により一時廃城となりましたが、寛永年間(1630年代)に蜂須賀氏が淡路支配の拠点を由良から洲本に移し、山麓に「下の城」を築いて政務の中心としました。
4. 現在の状況と見学情報
洲本城跡(上の城)は史跡公園として常時無料開放されています。三熊山ドライブウェイを利用してアクセス可能で、駐車場も無料で利用できます。
令和6年10月から本丸内に「046cafe」がオープンし、地元産食材を使ったオリジナル商品や淡路瓦を使用した歴代城主の家紋マグネットを販売しています。桜の名所としても人気で、春には天守と桜のコラボレーションが楽しめます。
5. 続100名城スタンプと御城印
続日本100名城スタンプは山麓の洲本市立淡路文化史料館に設置されています。ここは「下の城」跡地に建つ施設で、江戸時代の石垣と堀が残存し、市の史跡に指定されています。
御城印は2種類のデザインが用意されており、脇坂家の家紋「輪違い」デザインと洲本八景の風景写真入りバージョンがあります。料金は1枚200円で、同史料館の受付で販売されています。
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