128.要害山城
続100名城基本情報
住所 | 山梨県甲府市上積翠寺町 |
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電話 | 055-237-5702(甲府市藤村記念館) |
築城年 | 1520年(永正17年) |
営業情報
開館時間 | 24時間開放 |
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入場料 | 無料 |
休館日 | なし |
1. 要害山城の概要
要害山城は山梨県甲府市上積翠寺町にある山城跡で、続日本100名城128番に選定されています。躑躅ヶ崎館(武田氏館跡)の詰城として武田信虎によって築かれた山城で、要害城、積翠山城とも呼ばれています。標高780メートルの要害山(丸山)中腹の傾斜地を中心に築かれ、国史跡に指定されています。
2. 要害山城の歴史
『高白斎記』によれば、築城は武田信虎時代の永正17年(1520年)6月です。武田氏は前年に居館を石和の川田館から躑躅ヶ崎館へ移しており、駒井政武の領地であった積翠寺郷の丸山が城として取り立てられ、館の詰城として砦や狼煙台が築かれました。武田信玄の生誕の地と伝えられ、武田氏滅亡後は廃城となりました。
3. 要害山城の構造と特徴
要害山城は甲府盆地周縁の中央北部、相川扇状地の扇頂部に位置し、標高780メートルの要害山中腹の傾斜地を中心に築かれています。山頂の本丸を中心とした縄張りで、虎口の遺構や野面積みの低石垣が現存しています。山城特有の険しい地形を活かした防御構造となっており、躑躅ヶ崎館の詰城として機能していました。
4. 要害山城の見どころ
現在見ることができる主な遺構は、本丸跡、虎口、土塁、石垣、堀切などです。本丸跡には「武田信玄公誕生之地」の石碑が建てられています。登城路には複数の門跡があり、厳重な虎口構造を確認することができます。本丸からは甲府市内を一望でき、山城としての立地の良さを実感できます。
5. 要害山城へのアクセスと見学情報
要害山城へのアクセスはJR甲府駅からバスで「積翠寺」バス停下車、登城口まで徒歩15分です。登城口には駐車場もあり、車でのアクセスも可能です。続日本100名城のスタンプと御城印は甲府市藤村記念館で取り扱っており、開館時間は9:00-17:00、休館日は月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始となっています。
アクセスマップ
関連リンク
散歩記録

御城印情報

価格:
300円
販売場所:
甲府市藤村記念館
スタンプ情報

設置場所:
甲府市藤村記念館