1.根室半島チャシ跡群
日本100名城基本情報
住所 | 北海道根室市温根元 他 |
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電話 | 0153-25-3661(根室市歴史と自然の資料館) |
築城年 | 16~18世紀頃 |
営業情報
開館時間 | 見学自由(24時間) |
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入場料 | 無料 |
休館日 | なし(屋外遺跡のため) |
歴史と概要
根室半島チャシ跡群は、16~18世紀にアイヌ民族によって築かれた24か所のチャシ跡の総称です。「チャシ」はアイヌ語で「柵囲い」を意味し、砦、祭祀の場、見張り場など多目的に使用されていました。2007年(平成19年)に日本城郭協会が定める日本100名城の第1番として選定され、現在は国指定史跡として保護されています。
遺跡の特徴
根室市内のチャシ跡は、海を臨む崖上に築かれた「面崖式」が多く、半円形や方形の濠を巧みに組み合わせた大規模なものが特徴です。北海道内には500ヶ所以上のチャシ跡が確認されていますが、根室半島は特にチャシが集中している地域として知られています。
見学可能なチャシ跡
ヲンネモトチャシ跡 温根元湾の西岸に突出した岬の上に位置し、「お供え餅」のような美しい形状で知られています。階段や歩道が整備され、見学に最適な環境が整っています。
ノツカマフ1号・2号チャシ跡 ノツカマップ湾に突き出した岬上にあり、オホーツク海を一望できます。1778年にロシア商人シャバーリンが来航した日露外交交渉発祥の地としても歴史的価値があります。
歴史的背景
1789年(寛政元年)に起こった「クナシリ・メナシの戦い」では、アイヌ民族と松前藩の間で激しい戦いが繰り広げられました。この地域一帯は交易の要衝として栄え、特に黒テンやラッコの毛皮を求めるロシア商人との交易が盛んでした。
アクセス・見学情報
根室駅から車で約30分。ヲンネモトチャシ跡は温根元漁港近くにあり、指定駐車場から徒歩でアクセス可能です。見学の際は漁港内や私有地への立ち入りを避け、マナーを守って見学することが重要です。
関連施設
根室市歴史と自然の資料館では、チャシ跡に関する貴重な出土品やジオラマが展示されており、訪問前の事前学習に最適です。また、根室市観光協会では現地ガイドサービスも提供しています。
アクセスマップ
関連リンク
散歩記録

御城印情報

スタンプ情報

設置場所:
根室市歴史と自然の資料館、根室駅前観光インフォメーションセンター、北方領土資料館