41.駿府城
日本100名城基本情報
住所 | 静岡県静岡市葵区駿府城公園1-1 |
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電話 | 054-251-0016(駿府城公園二ノ丸施設管理事務所) |
築城年 | 1585年(天正13年) |
営業情報
開館時間 | 9:00〜16:30(入館は16:00まで) |
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入場料 | ●東御門・巽櫓:大人200円、小中学生50円 ●坤櫓:大人100円、小中学生50円 ●紅葉山庭園:大人150円、小中学生50円 ●全施設共通券:大人360円、小中学生120円 |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29〜1/3) |
1. 駿府城の概要
駿府城は静岡県静岡市葵区にある平城で、日本100名城の41番に選定されています。戦国時代から江戸時代にかけて駿河国の政治的中心地として重要な役割を果たした城郭です。現在は駿府城公園として整備され、復元された櫓や庭園、進行中の天守台発掘調査など、多彩な見どころを持つ歴史公園となっています。
2. 歴史的背景
駿府城の前身は14世紀に今川氏が築いた今川館で、戦国時代には今川領国支配の中心地でした。1585年(天正13年)に徳川家康がこの地に城を築き、1608年(慶長13年)には大御所として隠居城とするため大規模な改修を実施。天下普請により全国の大名を動員し、江戸城を凌ぐ規模の天守を持つ輪郭式平城として完成しました。
3. 築城者と城の特徴
築城者は徳川家康で、今川館を近世城郭として大改築しました。三重の水堀を持つ輪郭式平城で、六重七階の天守が東海道を見下ろす壮大な城郭でした。慶長期の天守台は南北68m、東西61mと江戸城の約1.5倍の日本最大級の規模を誇り、金箔瓦を用いた豪壮な天守が建てられていました。
4. 主要な見どころ
復元された東御門・巽櫓では駿府城の歴史展示を見学でき、坤櫓では伝統工法による建築技術を体感できます。紅葉山庭園は四季折々の美しさを楽しめる回遊式庭園で、静岡県内の名勝をモチーフにした四つの庭で構成されています。現在進行中の天守台発掘調査現場では、日本最大級の天守台の姿を間近で見学することができます。
5. 100名城スタンプ・御城印情報
日本100名城スタンプは東御門券売所と坤櫓券売所に設置されており、開館時間内に押印可能です。御城印は各施設の入場券販売窓口で購入でき、通常版のほか静岡県産ヒノキを使用した特別版も販売されています。休館日でもスタンプ押印は可能ですが、年末年始は対応していません。
6. アクセス・交通情報
JR静岡駅北口から徒歩約15分、静岡鉄道新静岡駅から徒歩約12分の立地で、公共交通機関でのアクセスが良好です。駿府浪漫バスも運行しており、東御門下車で直接アクセス可能。駐車場は設置されていないため、周辺の有料駐車場の利用が必要です。東名高速静岡ICから車で約17分、新東名高速新静岡ICから約18分です。
7. 施設情報・料金
東御門・巽櫓、坤櫓、紅葉山庭園がそれぞれ有料施設として運営されており、お得な全施設共通券も販売されています。月曜日が休館日(祝日の場合は翌平日)で、年末年始も休館となります。各施設では駿府城や徳川家康にまつわる貴重な資料や体験プログラムを提供しています。
8. 周辺観光スポット
徳川家康ゆかりの久能山東照宮、三保松原、静岡浅間神社など、静岡市内には家康公ゆかりの史跡が多数点在しています。県庁別館21階の展望ロビーからは駿府城を見下ろすことができ、市内観光の際には併せて訪問する価値があります。静岡おでんや静岡茶などの地元グルメも楽しめます。
9. 特別な魅力・見どころ
土日祝日には堀を舟で周遊する「葵舟」が運航し、石垣を水上から眺める貴重な体験ができます。天守台発掘調査は見学可能で、発掘情報館「きゃっしる」では調査成果をわかりやすく展示。紅葉山庭園では茶室での呈茶サービスもあり、駿府城の雰囲気を存分に味わえます。
10. 実用的な訪問情報
見学には2〜3時間程度を要し、特に東御門・巽櫓の展示は充実しているため時間に余裕を持った計画が推奨されます。庭園では四季それぞれの美しさがあり、春の桜、夏の紫陽花、秋の紅葉、冬の椿と年間を通じて楽しめます。館内では写真撮影も可能で、歴史を感じながらゆっくりと見学できる環境が整っています。
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