127.新府城
続100名城基本情報
住所 | 山梨県韮崎市中田町中條 |
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電話 | 0551-22-1696(韮崎市民俗資料館) |
築城年 | 1581年(天正9年) |
営業情報
開館時間 | 24時間開放 |
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入場料 | 無料 |
休館日 | なし |
1. 新府城の概要
新府城は山梨県韮崎市中田町にある平山城跡で、続日本100名城127番に選定されています。武田勝頼によって天正9年(1581年)に築城された城郭で、「新しい府中」という意味の名前が示すように、甲府の躑躅ヶ崎館からの本拠移転を計画して築かれました。1973年に国史跡に指定され、現在は新府城跡として保存・整備されています。
2. 新府城の歴史
天正9年(1581年)に武田勝頼が長篠の戦いでの敗戦後、織田・徳川連合軍に対抗するため七里岩台地上に築城を開始しました。同年12月24日に躑躅ヶ崎館からの移転が行われましたが、翌天正10年(1582年)3月3日、織田軍の侵攻を前に勝頼自らが城に火を放って退去し、わずか68日という短期間で落城しました。その後、勝頼は田野で自害し、武田氏は滅亡しました。
3. 新府城の構造と特徴
新府城は八ヶ岳の岩屑流が形成した七里岩台地上に立地する平山城で、石垣を使わず土塁と堀による構築が特徴です。本丸を中心に二の丸、東西の三の丸、帯郭などが配され、大手には丸馬出・三日月堀・枡形虎口、搦手には乾門などの防御施設を持ちます。武田家の築城技術が随所に施された戦国武田家の集大成となる城郭です。
4. 新府城の見どころ
現在見ることができる主な遺構は、大手の丸馬出と三日月堀、枡形虎口、乾門、東西の出構などです。特に大手の丸馬出は武田流築城術の特徴を示す代表的な遺構で、三日月堀とともに良好に保存されています。本丸跡には武田勝頼を祀る藤武神社が建立され、ここからは富士山や八ヶ岳の絶景を望むことができます。
5. 新府城へのアクセスと見学情報
新府城へのアクセスはJR中央本線新府駅から徒歩約15分です。駐車場も完備されており、車でのアクセスも可能です。続日本100名城のスタンプと御城印は韮崎市民俗資料館で取り扱っており、開館時間は9:00-16:30、休館日は月曜日と木曜日午前中(祝日の場合は翌日)、年末年始となっています。料金は300円です。
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