45.岡崎城
日本100名城基本情報
住所 | 愛知県岡崎市康生町561-1 |
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電話 | 0564-22-2122(岡崎城) |
築城年 | 1455年頃(西郷頼嗣)、1530年(松平清康が現在地に移設) |
営業情報
開館時間 | 9:00〜17:00(入館は16:30まで) |
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入場料 | ●一般大人300円、小中学生200円(市民割あり) ●家康館との共通券:大人510円、小中学生270円 |
休館日 | 12月29日〜12月31日 |
1. 岡崎城の概要
岡崎城は愛知県岡崎市にある平山城で、日本100名城の45番に選定されています。1542年(天文11年)12月26日に徳川家康が生まれた「神君出生の城」として有名で、別名「龍ヶ城」「龍城」とも呼ばれます。1959年に復興された3層5階建ての天守は岡崎市のシンボルとして市民に愛され、その歴史的価値から2006年に日本100名城に選定されました。
2. 歴史的背景
岡崎城の起源は1455年頃に三河国守護代の西郷頼嗣が龍頭山に築城したのが始まりです。1530年に徳川家康の祖父松平清康が現在地に移設し、城郭整備を行いました。家康は6歳まで岡崎城で過ごし、1560年の桶狭間の戦い後に今川氏から独立、岡崎城を拠点に三河統一を成し遂げました。江戸時代には「神君出生の城」として神聖視され、家格の高い譜代大名が城主となりました。
3. 築城者と城の特徴
西郷頼嗣による初期築城から、松平清康による本格的な城郭整備、田中義正による総構の拡張と段階的に発展しました。乙川と伊賀川に挟まれた台地上に築かれた平山城で、本丸を中心とした梯郭式の縄張りが特徴です。現在の復興天守は鉄筋コンクリート造りで、高欄(手すり)付きの外観を持ち、内部は歴史資料館として活用されています。
4. 主要な見どころ
復興天守内部は各階テーマ別の歴史資料館となっており、2階「藩政」、3階「城下町」、4階「城主」の展示があります。4階のシアタールームでは最新のデジタル技術を使った映像体験が楽しめ、5階展望フロアからは岡崎市内を一望できます。本丸には龍城神社が鎮座し、天守横の「龍ノ井」では家康誕生時に金の龍が現れたという伝説が残されています。
5. 100名城スタンプ・御城印情報
日本100名城スタンプは天守1階のミュージアムショップに設置されており、入場料を支払わずに押印できます。御城印は同じく天守1階の売店で300円で販売されており、通常版のほか三河花火の夏バージョンなど季節限定版もあります。また、歴史まちづくりカードも天守1階売店で配布されており、岡崎城の魅力を伝える記念品として人気です。
6. アクセス・交通情報
名鉄東岡崎駅から徒歩15分、愛知環状鉄道中岡崎駅から徒歩15分でアクセス可能です。バスでは名鉄東岡崎駅から「康生町方面行き」に乗車し「康生町」下車徒歩5分の利便性があります。車の場合は東名岡崎インターから10分3キロメートルで、岡崎城公園駐車場(150台)が利用できます。国道1号線が通っており、車でのアクセスも良好です。
7. 施設情報・料金
入場料は一般大人300円、小中学生200円で、家康館との共通券は大人510円、小中学生270円とお得です。岡崎市民割引があり、身分証明書提示で割引料金が適用されます。年末(12月29日〜31日)を除いて通年開館しており、2023年1月にリニューアルオープンした展示は最新のデジタル技術を活用した見応えのある内容となっています。
8. 周辺観光スポット
岡崎城公園内には三河武士のやかた家康館、二の丸能楽堂、茶室葵松庵・城南亭、からくり時計など見どころが点在しています。徳川家の菩提寺である大樹寺では天守から大樹寺の方向を望む「ビスタライン」が有名で、菅生神社は岡崎城の守護神として岡崎城主の祈願所でした。松応寺は家康が父のために建てた寺として知られています。
9. 特別な魅力・見どころ
岡崎城公園は「日本さくら名所100選」に選ばれた桜の名所で、春には約800本のソメイヨシノが咲き誇ります。桜まつり期間中は家康行列や夜桜ライトアップが行われ、ゴールデンウィーク頃には五万石藤の美しい花房が楽しめます。「五万石でも岡崎様は お城下まで舟が着く」と歌われた往時の繁栄を物語る東海道の要衝としての歴史も魅力の一つです。
10. 実用的な訪問情報
見学には40分〜1時間程度を要し、天守5階の展望フロアでは顔出しパネルでの記念撮影も楽しめます。岡崎城石垣めぐりマップを活用すると20近い石垣を巡る宝探しのような散策ができ、より充実した見学体験が得られます。春の桜、ゴールデンウィークの藤、秋の紅葉と四季折々の魅力があるため、季節に合わせた訪問計画がおすすめです。
アクセスマップ
関連リンク
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御城印情報

スタンプ情報
