44.名古屋城
日本100名城基本情報
住所 | 愛知県名古屋市中区本丸1番1号 |
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電話 | 052-231-1700(名古屋城総合事務所) |
築城年 | 1610年(慶長15年) |
営業情報
開館時間 | 9:00〜16:30(本丸御殿・西の丸御蔵城宝館への入場は16:00まで) |
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入場料 | 大人500円、名古屋市内高齢者100円、中学生以下無料 |
休館日 | 12月29日〜31日、1月1日 |
1. 名古屋城の概要
名古屋城は愛知県名古屋市中区にある平城で、日本100名城の44番に選定されています。1610年(慶長15年)に徳川家康が天下普請により築城した城で、大阪城、熊本城とともに日本三名城に数えられる名城です。金の鯱で有名で「金鯱城」「金城」の異名を持ち、国の特別史跡に指定された国宝と同格の価値を持つ城郭として高く評価されています。
2. 歴史的背景
名古屋城は織田信長生誕の城とされる那古野城の跡周辺に、徳川家康が豊臣氏との決戦を想定した大阪城包囲網の総仕上げとして築城しました。天下普請により全国の大名を動員して築かれ、加藤清正をはじめとする戦国三大築城名人が石垣工事を担当。明治維新まで尾張徳川家17代の居城として栄え、尾張藩62万石の政治的中心地として機能しました。
3. 築城者と城の特徴
徳川家康による天下普請で築城され、織豊系城郭の最高傑作とされています。本丸を中心とした輪郭式の縄張りで、史上最大の延床面積を誇った大天守と絢爛豪華な本丸御殿を有し、鉄壁の守りを固めた要塞機能を兼ね備えていました。特に金の鯱を頂く五層の大天守は当時の最高技術の粋を集めた建築物として、城郭建築の最高峰とされていました。
4. 主要な見どころ
現在の主要な見どころは2018年に復元完成した本丸御殿で、絢爛豪華な障壁画や飾金具などの豪華絢爛な意匠を楽しめます。戦災を免れた3つの隅櫓(西南隅櫓、東南隅櫓、西北隅櫓)と3つの門は重要文化財に指定されており、江戸時代の遺構として貴重な価値を持っています。西の丸御蔵城宝館では本丸御殿障壁画をはじめとする文化財を保存・公開しています。
5. 100名城スタンプ・御城印情報
日本100名城スタンプは正門改札所、東門改札所、総合案内所の3箇所に設置されており、最もおすすめは正門入ってすぐ右手の総合案内所です。御城印は名古屋城内の売店で300円で販売されており、通常版のほか子年印版、特別史跡版など複数の種類があります。徳川家の家紋である三つ葉葵や名古屋土人形がデザインされた美しい御城印です。
6. アクセス・交通情報
地下鉄名城線「名古屋城」駅7番出口から徒歩5分、地下鉄鶴舞線「浅間町」駅1番出口から徒歩12分でアクセス可能です。市バスでは基幹2系統「市役所」下車徒歩5分、なごや観光ルートバス「メーグル」「名古屋城」下車すぐと公共交通機関でのアクセスが良好です。駐車場は正門前駐車場(普通車308台)が利用できます。
7. 施設情報・料金
入場料は大人500円、中学生以下無料で年末年始(12月29日〜1月1日)を除いて通年開館しています。本丸御殿と西の丸御蔵城宝館への入場は16:00までとなっているため注意が必要です。名古屋おもてなし武将隊が毎日城内でお客様をお出迎えし、土日祝には「おもてなし演武」も行われ、エンターテイメント性も充実しています。
8. 周辺観光スポット
名古屋城下には2018年に誕生した金シャチ横丁があり、義直ゾーンと宗春ゾーンで名古屋の老舗グルメを楽しめます。名城公園、名古屋東照宮、那古野神社など周辺には歴史的な見どころが点在しており、徳川家康ゆかりの史跡巡りも楽しめます。また、名古屋市科学館のプラネタリウムや東山動植物園なども近隣にあります。
9. 特別な魅力・見どころ
現在天守閣は木造復元計画により閉館中ですが、この木造復元事業は史実に忠実な復元を目指す日本初の試みとして全国から注目を集めています。春には約900本の桜が咲き誇る桜の名所でもあり、名古屋城桜まつりでは多くの花見客で賑わいます。音声AR「SARF」アプリを使用した音声ガイドシステムも導入されており、最新技術で歴史を学べます。
10. 実用的な訪問情報
見学には2〜3時間程度を要し、特に本丸御殿は詳細な見学に時間をかける価値があります。城内は広大なため歩きやすい靴での訪問が推奨されます。名古屋城検定や森づくり育樹ツアーなど教育プログラムも充実しており、より深く名古屋城を学びたい方におすすめです。団体割引もあるため、事前に人数を確認して計画することで費用を抑えることができます。
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